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秋分の日

*No.93*

子どものころ、
「しゅんぶんの日」と「しゅうぶんの日」の区別がつかず
「??? ん?? 同じじゃないの??」となった思い出はありませんか?

春分と秋分。
昼と夜の長さが同じになるという日が春と秋にそれぞれあって、
対照的な季節を指しているなんて。面白いなぁと毎年この時期になると思います。

春分からは陽の長さがどんどん長くなっていき、
秋分からは陽の長さがどんどん短くなっていき。
そしてそれがお彼岸の中日に当たるなんて不思議です。

仏教では、ご先祖さまのいる世界=極楽(ごくらく)を「彼岸(ひがん)」というそうです。
いま私たちが生きているこの世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされています。
3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので
彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったそうです。


彼岸は雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間です。
この期間に行う仏事を彼岸会と呼びます。
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」と呼んで、
一般的に中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な
6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされています。

ちなみに「六波羅蜜」とは…
1.分け与える、2.規律(きりつ)を守る、3.怒(いか)りをすてる、4.努力する、5.心を安定させる、6.智慧(ちえ)をあらわす)だそう。

彼岸は、1日に1つずつ徳目を行う大切な期間なんですね!
もう3日過ぎてしまったけれど…私も努力していきます絵文字

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